今回は、特にSuperFrontOneGS191cmのラデュース27mのフィーリングと前後高低差のあるステップコンセプトプレートでのタイムアタックをメインに行って来ました。
今年のニュージーランドは、雪が豊富で、最初フリースキーの段階では、パウダーのコンディションから滑走することになりました。スキー自体のフレックスは、 かなり軟らかくなったGSでしたが、やはり新雪のフカフカでは反応してくれません。 久しぶりの冬の雪とあって、私のバランスもふらふらでしたので、傾きを強く取り過ぎて、「おっとっと」いうシーンも、スキーが回ってくれません。散々の初日となってしまいました。スキーが回らないと前に踏み込もうとしてしまいますが、そうすると余計にスキーが撓んでくれません。2日目、思い切って後ろに乗ってみると、途端にスキーが動いてくれました。滑っていないと、どうしても前加重になってしまうことに気づきます。
3日目くらいになると雪もかなり絞まり、足場ができるようになってきました。いよいよポールトレーニングに入ります。撓みを出す為にターン中盤から足を突っ張ってみます。するとスキーが走る感じがしてきました。今までは足を伸ばす感じを出しても食い込む感覚があったので少し、後ろ気味に重心移動していたようで、 今年のスキーではその感覚を出さなくても自然に前に走る感じです。多少テールの張りを持たせて踵辺りが強くなった感じです。
さて、プレートですが、今回フラットのプレートとステップコンセプト2機種乗ってみました。立った感じから踵加重が強くなり、自然体で乗っていても、つま先が上がっている感覚を持ちます。ということは、ターン中、トップが上がってくるということではないでしょうか?フラットと履き比べるとそれほど感覚的違いは感じませんが、ターン弧が小さくてすむように感じます。もしかすると、このプレートがラデュースを助けているのかもしれません。
今年のスキーですごいと感じたところはウェーブです。スキーがぴったり雪面をなめてくれます。今までは反発で飛んでしまうこともしばしあったのですが、今年のスキーは吸収しやすく、トップを落としやすいという感覚がありました。荒れたバーンでのオートマチックさも備えたスキーになった感じです。おまけにこんなことも、ワンメークまで飛んできました。VIST最高!
滑走面は、まだまだ、ワックスを塗りこんでいませんので今一、滑っていませんが、今回細かいストラクチャーを入れたことからか、エッジサイドも白くかすれてきません。VISTの滑走面は、少々浅めのストラクチャーがあっているようです。
スピード系のGSも挑戦してきました。まったくスキーがばたつくことなく、かえって、スピードが出ればでるほど落ち着く感じです。小さな波やスノーボールなども感じないくらい、スキーが全て吸収してくれます。
とにかく安心しました。今年もVISTスキーで、若い選手に挑戦できそうです。
以上、NEW ZEALAND TEST 報告でした。D HARADA
Vist 愛用者のNさん ファイアーマンスキーヤーです。昨年のスキーが気に入っていますが、今年のモデルは、捉えがかなり強く感じます。硬いバーンも安心感あるかも?